東京株式(前引け)=円安背景に先物買い戻しなどで急反発

 18日前引けの日経平均株価は前週末比251円高の1万1425円と急反発。前場の東証1部の売買高概算は17億2696万株、売買代金は9468億円。値上がり銘柄数は1475と全体の9割近い銘柄が上昇、対して値下がり銘柄数は148、変わらずは53銘柄だった。
 きょうの東京株式市場は大幅買い優勢で始まり、その後も継続的に物色資金が流入し次第高の展開となった。日経平均は前週末の下げ幅の倍返しの戻りをみせている。前週末の欧米株市場がマチマチの動きとなるなど、世界的なリスクオンの流れにやや一服感がうかがえるものの、東京市場では為替市場で再び円安方向に振れていることを材料に買い戻しが加速した。足もとの円相場は1ドル=94円10銭近辺、1ユーロ=125円60銭近辺と円が下落している。注目されたG20財務相・中央銀行総裁会議の共同声明では、最近の為替の円安について日本に対する直接的な批判はなく、アベノミクスへの一定の支持を得たことから引き続き円高修正のトレンドが維持されている。全体相場はやや売買代金が減少しているものの、前週末の下げを主導した先物売りの動きがきょうは買い戻しに転じるなど、インデックス的な買いが全体相場の上げを助長した形。
 個別にはみずほ、三菱UFJなどメガバンクが買われ、野村HDも堅調。トヨタ、ホンダなど自動車株も強い。コマツ、ファナックなども物色された。半面、ドコモ、日揮、スズキなどが軟調、フルキャストは大幅安となった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)