2年9カ月ぶり高値を前に伸び悩み

2年9カ月ぶり高値を前に伸び悩み
本日の東京市場は、先週末に行われたG20財務相・中央銀行総裁会議で日本の金融・財政政策(アベノミクス)について直接的な批判がみられなかった事から円売りが先行。

安倍首相が参議院予算委員会で、デフレ脱却に向け た金融緩和の手段に関して「外債を買うという考え方もある」との見方を示すと円売りが加速する場面も見られたが、ドル/円は12日早朝に付けた2年9カ月ぶりの高値である94円台半ばを前に伸び悩んだ。

G20を無難に乗り切った安堵感から海外市場でも円売りが先行する可能性はあるものの、本日は米国がプレジデンツデーの祝日のため(株・債券市場は休場)参加者が減少すると見られる事から、海外短期筋主導でドル/円が高値を更新するほどの円一段安は期待しにくい。

また、次期日銀総裁人事を見極めたいとするムードも広がりそうだ。

安倍政権は今週22日に開催される日米首脳会談の前に次期日銀総裁人事を国会に提示するとの見方もある。

先週15日に、武藤敏郎・元日銀副総裁が有力候補として取り沙汰された際に市場が円買いで反応した事は記憶に新しく、一方的な円安の進行には警戒感が残るだろう。

突発的な材料が出なければ、本日のドル/円は93円台では底堅い一方で94円台は上値が重いという方向感に乏しい展開となりそうだ。