グリーが大幅続伸、上限230万株の自社株買い好感

 グリー<3632.T>がカイ気配スタートとなり、76円高の1200円で寄り付いた。同社は18日、自己株式を除く発行済み株式数の1.0%に相当する230万株、30億円を上限とする自社株の取得枠の設定を発表(取得期間は2月19日~3月22日)、これが大きく好感されている。同社の場合、浮動株比率はわずかに8.3%しかなく、今回の自社株買いによる株式需給面への影響力は見た目以上に大きい。
 同社はSNS関連の雄として、08年末に鳴り物入りで上場した後も、成長力の高さは毎期、増益基調の継続とともに裏付けられてきた。しかし、2月12日に発表した13年6月期の連結業績見通しでは衝撃的な下方修正を発表、経常利益は500億~600億円(同39.0~26.8%減)予想とし、上場来初の減益見通しになったことで、大幅な株価調整の引き金になった。大手証券のレーティング引き下げの動きなども下げを助長している。ただし、ビジネスモデル自体に弱点はなく依然として中期成長性は失われていないとみる向きも少なくない。2月13日以降の下値突っ込み場面では出来高も急増し、虎視眈々と押し目を拾う資金の存在を物語っている。

グリーの株価は9時7分現在1194円(△70円)。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)