<私の相場観>=インベストラスト・代表取締役 福永 博之氏

 G20財務相・中央銀行総裁会議は、日本批判もなく無事通過したことで日銀の金融緩和策や円安を背景とする株式市場の堅調は継続するとみている。ただ、外部環境で注意したいのはドル・円相場の円安基調が直近安値の94円40銭を抜けていけないと株式市場も足踏み状態になる可能性がある。

 また、売買代金が18日には1月30日以来の2兆円割れとなっており、これが2兆円台をキープできない状況が続くようだと上値の重い展開になりそうだ。

 その場合は、3月中旬ごろまで日経平均株価で1万1500円が上値のフシになると判断している。円安が進行して売買代金も再び2兆円台で盛り上がり、金融株に加え、TDKや京セラといった値がさの電機・精密株が買われる展開になれば、1万1500円を超える上昇相場が期待できよう。

 全般が足踏み状態になった場合の物色動向は、個別材料株や中小型株優位の展開になるとみている。また、3月の春闘で賃上げやボーナス増額の動きが出てくれば、百貨店をはじめ小売株や内需株が物色されそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)