荏原が急落、公募増資とCB発行による希薄化を懸念

 荏原<6361.T>が急落。株価は、朝方から大量の売り物を集め、9時12分に366円で寄り、その後、一時前日比44円(10.8%)安の362円まで売られた。値下がり率は9時30分現在、東証1部でトップ。19日に公募増資と転換社債型新株予約権(CB)を発行すると発表しており、株式数増に伴う1株当たり利益の希薄化を懸念した売り物が膨らんでいる。
 公募増資は国内で1830万株と上限270万株のオーバーアロットメントによる売り出し、海外で1830万株と上限270万株の追加発行を行う。CBは5年債で、2018年3月19日に償還する。調達資金は公募とCBの合計で約351億円。公募は気体機器生産設備やポンプ生産設備の設備投資など、CBは2013年満期ユーロ円CBの償還資金に充てる。公募の発行価格とCBの転換価格は、ともに3月5日から8日のいずれかの日に決定する。
 今回の公募に伴い発行済み株式数は最大約10%増加するほか、CBの転換が進んだ場合、一段の株式増加につながることが嫌気されている。

荏原の株価は9時35分現在369円(▼37)。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)