外為サマリー:1ドル93円60銭台の円安、貿易赤字拡大の影響は限定的

 20日の東京外国為替市場の円相場は、午前10時時点で1ドル=93円64~65銭近辺と前日午後5時時点に比べ18銭の円安・ドル高。対ユーロでは1ユーロ=125円64~68銭と同1円の円安・ユーロ高で推移している。
 円は対ドルで93円60銭前後でのもみ合いで推移。前日の麻生外務相による「外債購入する気はない」との発言を受け、海外市場では一時93円20銭台をつけた。ただ、ドイツの2月ZEW景況感指数は良好だったほか、米国でダウ工業株30種平均が史上最高値を視野に強含んでいることも市場のリスクオン姿勢を強めさせ、低リスク通貨である円を買う動きは限られた。
 この日の午前8時50分に発表された1月貿易収支は1兆6294億円と過去最大の赤字額を記録した。市場予想は1兆3800億円前後の赤字だった。この発表を受け、一時、93円70銭台に円は下落したものの、一段の円売りは見られず影響は限定的だった。安倍首相が米国から帰国する24日以降、次期日銀総裁の人事案が国会に提示される予定であり、その動向が市場の関心を集めている。
 ユーロ・ドル相場は、1ユーロ=1.3418~19ドルと前日午後5時時点に比べ0.0082ドルのユーロ高・ドル安となっている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)