午前:債券サマリー 先物は小幅安、米金利上昇に警戒感も

 20日午前の債券市場では、先物中心限月3月限は小幅安。米国金利上昇に警戒感が出ているものの、日銀による一段の金融緩和期待も強く横ばい状態が続いた。
 債券先物は、144円30銭台を中心とした狭いレンジでの値動きとなった。午前8時50分に発表された1月の貿易収支は1兆6294億円と過去最大の赤字を記録したが、市場の反応は限定的だった。前日のニューヨーク市場で10年債利回りが前日比0.02%上昇の2.02%となった。米ダウ工業株30種平均が史上最高値を視野に入れていることから、米債券市場は売り先行となっている。この米金利上昇が警戒されているものの、前日に発表された1月の日銀金融政策決定会合の議事要旨では国債買い入れ対象を「5年程度まで延長」する案が浮上していることが判明するなど今後の金融緩和期待は強く、海外動向を気にした債券売りは限られている。
 午前11時の先物3月限の終値は前日比3銭安の144円35銭。出来高は1兆5759億円。10年債の利回りは同0.005%上昇の0.740%、30年債は同変わらずの1.910%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)