<私の相場観>=東洋証券・投資情報部ストラテジスト 土田 祐也氏

 全体相場は3月期末に向けて基本的に強気のイメージでみており、日経平均株価1万2000円ラインへの到達は十分可能だろう。

 マーケットの視線は既に来14年3月期の企業業績に向いている。来期は全体で3割~4割増益という見方が市場のコンセンサスのようだ。

 仮に4割増益とみた場合、今期の日経225の一株利益575円の1.4倍はほぼ800円で、これにPER15倍を当てはめると1万2000円という水準がはじき出される。したがってファンダメンタルズ面との比較でも、この目標は決して高くないハードルといえる。

 さらに、アベノミクスの進捗など政策的なプレミアムが加味されれば、過剰流動性を底流に一段の上値も視野に入ってきそうだ。

 物色対象としては為替市場での中長期的な円安指向を背景として、自動車、電機、機械などの輸出セクターに上値余地が期待される。また内需では、「デフレ脱却」を錦の御旗とした追加緩和スタンスの継続で、金融や不動産などが、引き続き低金利環境を享受する注目度の高いセクターとなろう。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)