外為サマリー:1ドル93円80銭台の円安、米国で量的緩和の早期縮小観測も

 21日の東京外国為替市場の円相場は、午前10時時点で1ドル=93円80~81銭近辺と前日午後5時時点に比べ45銭の円安・ドル高。対ユーロでは1ユーロ=124円58~62銭と同60銭の円高・ユーロ安で推移している。
 円は対ドルで93円80銭台に下落。前日発表された1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨では、複数の委員が「景気状況次第で量的緩和(QE)のペースを変更するべき」と主張。量的緩和が早期に縮小もしくは解除される可能性が浮上した。米国の量的緩和の縮小は、米金利上昇につながりドル高・円安要因と受け止められている。市場関係者は、「今週末はイタリア総選挙や安倍首相の訪米もあり、当面は93~94円台でのレンジ相場」(アナリスト)とみているが、この日は往来圏での円安方向に動いている。
 依然、日銀の次期総裁への関心が高く、毎日新聞はこの日「元副総裁の岩田一政・日本経済研究センター理事長と元財務官の黒田東彦・アジア開発銀行総裁の2氏を軸に調整される見通し」と報じた。有力視されている武藤敏郎元次官は首相ブレーンを中心に難色を示す声が広がっているとの見方も伝えた。
 ユーロ・ドル相場は、1ユーロ=1.3283~84ドルと前日午後5時時点に比べ0.0126ドルのユーロ安・ドル高となっている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)