上値は重いが下値も堅い

上値は重いが下値も堅い
本日はアジア市場で株安が進んでおり、ドル/円はリスク回避の円買いに押されて93.30円台まで弱含んだが下げ渋った。

昨日のNY市場では、FOMC議事録が公表されると一時94円台を回復したものの、タカ派的な議事録を嫌気して米国株が下落するとクロス円主導で円買いが優勢となったため伸び悩んだ。

足元のドル/円相場は「上値は重いが下値は堅い」という方向感に欠ける展開となっており、目先的には日米首脳会談や日銀総裁人事といった重要イベントを控えて積極的な売買は手控えられる公算が高く、本日の海外市場でも株価睨みの展開が続きそうだ。

昨日発表されたFOMC議事録ではメンバー内で量的緩和の早期縮小・停止の議論が高まっている様子が示されており、労働市場関連の経済指標の改善はそうした思惑を強める可能性が高い事から本日22:30に発表される米新規失業保険申請件数の結果は注目されよう。

もっとも、昨日のように量的緩和の早期縮小・停止観測が株価のマイナス材料となるようだとドル/円の上値を抑える事になる。やはり、本日のドル/円相場は株価の動向がカギを握る事になりそうだ。