<話題の焦点>=12月期決算銘柄、営業利益の高変化率に注目

 13年3月期の第3四半期累計(4~12月)の決算発表が終了した。この3月期決算銘柄の先行指標的な存在として12月期決算企業がある。3月期決算企業に比べひと足先に13年12月期の通期の業績見通しを発表しているためだ。今回は、そのなかから、通期予想営業利益の増益率が大幅な銘柄を検証した。

 昭和シェル石油<5002.T>は、13年12月期の営業利益で460億円(前期比3.1倍)と大幅増益を見込む。太陽電池事業で国内需要の確実な取り込みを図り、前期まで赤字だったエネルギーソリューション事業の黒字転換を想定している。

 KNT-CTホールディングス<9726.T>の13年12月期の営業利益は44億円(前期比87.6%増)と大幅増益を予想。同時に17年12月期の営業利益を85億円とする中期経営計画を発表。中期計画実現のため、グループ各社の「自立経営」と「連携強化」を促進し、〝近畿日本ツーリスト〟および〝クラブツーリズム〟の長所を生かしたシナジーの最大化を図る。

 日本カーボン<5302.T>も同様に通期の営業利益で31億円(前期比81.4%増)を見込む。今期は炭素製品の回復を見込むほか、為替の円安効果もあって、経常大幅増益転換を見込んでいる。

 スミダコーポレーション<6817.T>も今期営業利益23億円(同34.7%増)を予想。スマホ、タブレット向けのコイル部品が続伸。製造効率化などコスト削減も進める。

◆主な12月期決算の今期大幅営業増益企業

銘柄(コード) 今期予想営業利益  増益率 予想PER  株価

第一精工<6640.T>   3000  5.7 14     1510
昭シェル<5002.T>  46000  3.1  8.9    620
ヤマハ発<7272.T>  50000  2.6 13.2   1065
千趣会<8165.T>    4700  2.2  7.8    669
KNTCT<9726.T>  4400 87.6 20.8    122
カーボン<5302.T>   3100 81.4 14.4    190
フューチャー<4722.T> 3200 65.4  9.49 37950
東燃ゼネ<5012.T>  43000 57.5  5.41   297
藤田観光<9722.T>   1300 48.1 71.2    297
スミダコーポ<6817.T> 2300 34.7 20.2    528

単位:100万円、%、倍、円、株価(20日終値)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)