リスク回避は一巡か?

ドル円も上値が重くなりましたが・・・・
 今週は、貴金属相場、ケーブル(ポンド/ドル)、ユーロと伝染病の様に、順番に急落する動きを見せましたが、昨日のユーロでその動きも一巡したのか、日本株を含めて、今日は全般的に買い戻される動きとなっています。

 明後日からイタリア総選挙が始まる訳ですが、選挙が近付くに連れて、ベルルスコーニ(前首相)さん率いる中道右派が勝ったらどうしようとの不安が強まって、ユーロ売りにつながっていた面はあります。しかし、選挙直前になると、結局、ベルサニ(党首)さん率いる中道左派とモンティ(首相)さんの中間派の連立に落ち着く可能性の方が高いと、改めて認識し直し、市場はユーロを買い戻している様にも思えます。

 一方、今週のドル円は、クロス円に引っ張られて、一時的に93円の大台割れを見せる局面も何度か見られたものの、一方で、FOMC議事要旨発表後には、94円台に乗せたりして、まあ、ガチャガチャと落ち着かない動きではありましたが、結局、レンジ相場になってしまった感があります。

 此方は、日銀総裁人事が愈々、来週初にも提示されるはずですから、それを見てから動こうと云う向きが多いのでしょうか?唯、日本の貿易赤字を背景とした実需のドル買い・円売りは毎日、それなりの金額で出て来ます。それ故、それを消化出来るだけの投機的なドル売り・円買い等が持ち込まれなければ、ドル円は余り下がらない事になります。ここ数日のドル円は確かに上値が重くなって来ましたが、売りから入るのなら、日計りに留めておいた方が良い様に思います。