来週の株式相場見通し=買い意欲継続で堅調、海外イベントを注視

 来週(25日~3月1日)の東京株式市場は、次期日銀総裁人事が大詰めを迎えることに加え、日米首脳会談の内容、イタリア総選挙などビッグイベントの結果を織り込みながらの神経質な展開が予想される。ただ、海外投資家、個人投資家の買い意欲は依然旺盛な状態を保っており、日経平均株価は堅調な推移が予想される。想定レンジは1万1200円~1万1600円とする。
 現地22日の日米首脳会談では、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉への参加問題が議論される見通しで、最終的には関税撤廃に例外が認められるとの方向性が出るかが参加への条件となりそうだ。このほか、シェールガスの輸出要請問題も関心を集めている。
 24~25日のイタリア総選挙では、ベルサニ書記長率いる中道左派の勝利が予想されている。中道左派は経済改革を迅速に進める方針だが、上院では議席が半数を下回る公算で、その場合はモンティ首相が率いる中道派との連立が必要になる。この連立となれば、株式市場にはプラスといえそうだ。
 日程面では、気象庁の3カ月予報(25日)、東証などによる「なでしこ銘柄」の公表(26日)、1月鉱工業生産指数(28日)、1月全国消費者物価指数(1日)に注目。また、2月末に投資信託の新規設定が集中する。海外では、韓国大統領に朴槿恵氏が就任(25日)、米1月耐久財受注(27日)、中国2月製造業PMI(1日)が焦点となる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)