来週の為替相場見通し=93~94円前半のもみ合い基調が続く

 来週の東京外国為替市場は、93円台から94円台前半でのもみ合い基調が続くことが予想される。予想レンジは1ドル=92円30銭~94円50銭、1ユーロ=121円50~125円00銭。市場では、次期日銀総裁に対する関心が高い。来週は、安倍首相が次期総裁候補を決定し発表されそうだ。ここで元財務官僚が候補となるか、あるいは大学教授などが指名されるかで当初の市場の反応は異なりそう。市場は元財務官僚にはマイナス印象が強い。ただ、追加金融緩和の実施に積極派が任命される方向であり、候補指名直後の反応は一時的なものとなる可能性が高い。
 波乱要因はイタリア総選挙と米国の「財政の崖」問題の再燃。イタリア総選挙の影響は週明けには判明しそうだ。米国情勢なども気になるが、最終的には大きな波乱には至らないと見る声は少なく、上下への振れはあってもレンジ内の動きにとどまりそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)