<株式トピックス>=イタリア総選挙後のシナリオは?

 来週の欧州で最大のイベントは、24~25日に行われるイタリアの総選挙だ。現状では民主党のベルサニ党首率いる中道左派の勝利が取りざたされている。中道左派は緊縮財政路線の継続を掲げているが、上院では中道左派の議席が半数を下回る可能性が高く、その場合モンティ首相が率いる中道連合との連立が必須となる。両派の連立が実現すれば、市場関係者のほぼ期待通りの結果で、株式市場に波乱はなさそうだ。場合によっては、外国為替市場で1ユーロ=125円水準までユーロが上昇する期待も持てそうだ。
 一方、ベルルスコーニ前首相(中道右派)が何らかの形で政権に参加することになると、経済改革が後退する懸念が高まるが、その可能性は極めて少ないとされている。これも可能性は少ないものの、上下院で最多議席政党が異なる「ねじれ」が生じた場合や、上院で連立が成立せずに再選挙に持ち込まれるケースでは、ユーロは対ドルで1.3ドル割れ、対円でも120円程度まで値を下げる可能性を想定しなければならないという見方が多い。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)