東京株式(前引け)=海外株高や次期日銀総裁人事など好感して続伸

 25日前引けの日経平均株価は前週末比221円高の1万1607円と大幅高で1万1600円台を回復した。日経平均は08年9月29日以来の高値水準。前場の東証1部の売買高概算は17億4154万株、売買代金は1兆41億円。値上がり銘柄数は1448、対して値下がり銘柄数は174、変わらずは66銘柄だった。全体の85%超の銘柄が上昇する全面高商状にある。
 きょう前場の東京市場は前週末の海外株高や為替市場での円安を追い風に主力株中心に広範囲に買われた。日米首脳会談では注目されたTPP(環太平洋経済連携協定)参加についてすべての関税撤廃が前提ではないとの共同声明を発表し、6月に日本が交渉参加の方向となったほか、強固な日米同盟の確認を受けて株式市場全般でも買いに拍車がかかった。日銀の次期総裁人事については、各メディアで政府は黒田東彦アジア開発銀行総裁を起用する方針を固めたと報じられており、円安・株高思惑を増幅している。大幅続伸で利益確定売り圧力も高まる中、途中伸び悩む場面もあったが、買い意欲は継続し日経平均は前場の高値圏で着地している。
 個別ではみずほ、三菱UFJなど銀行株が商いで堅調、JFEHDなど鉄鋼株も買われた。ソニー、トヨタ、ホンダなど主力輸出株も物色されている。丸山製が急騰で東証1部の値上がりトップ、サンフロンティアはストップ高に買われた。半面、シャープが売られ、ルネサスも安い。武田も冴えない。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)