<話題の焦点>=自社株買い銘柄、需給インパクトは見かけ以上に大

 株式市場は日経平均株価が1万1600円台を回復、08年9月29日以来の高値水準で強調展開を継続している。ただ、高値警戒感からの調整リスクが一方であり、個別銘柄選別には注意が必要な局面でもある。

 そんな中で注目したいのが自社株買い実施銘柄だ。相場が調整局面に入っても株価に一定の下支え効果が期待できることに加えて、自社株買いは株主還元に積極的な銘柄として機関投資家の買い対象となることから、株価の一段上昇も期待できるからだ。3月期末を控えて季節的にも、自社株買い実施銘柄は増加する傾向にあるだけに、市場の物色テーマとしても注目されそうだ。

 発行済み株式総数の4.29%に相当する自社株買いを実施しているアサヒグループHD<2502.T>や同1.4%のヤフー<4689.T>、同2.4%の花王<4452.T>、同1.31%のアステラス製薬<4503.T>などに照準を当てたい。これらは実際に市場で流通する浮動株比率からみれば、需給インパクトは見かけ以上に大きいとみられる。

◆主な自社株買い発表企業

銘柄(コード)     株数(単位:万株)

ヤマトHD<9064.T>   800
グリー<3632.T>     230
サンゲツ<8130.T>    230
アサヒGHD<2502.T> 2000
青山商事<8219.OS>    100
サッポロHD<2501.T>  300
ウェブクルー<8767.T>  100
ニチレイ<2871.T>   1000
花王<4452.T>     1250
協エクシオ<1951.T>   180
アステラス薬<4503.T>  600
日立造<7004.T>    1000
アイチコーポ<6345.T>  180
ユニ・チャーム<8113.T> 240
ダスキン<4665.T>    150
ヤフー<4689.T>      80
日本電産<6594.OS>    300
リョーサン<8140.T>   100

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)