東京株式(大引け)=276円高、首脳会談と日銀総裁人事好感

 週明け25日の東京株式市場は大きく買い先行で始まったが、その後も終始物色の勢いは衰えず、新高値を大幅に更新。大引けにかけては一段高となった。
 大引けの日経平均株価は前週末比276円高の1万1662円と大幅続伸で高値引けとなった。東証1部の売買高概算は33億6536万株、売買代金は2兆132億円。値上がり銘柄数は1368、値下がり銘柄数は252、前週末比変わらずは80。東証1部全体の8割の銘柄が上昇する全面高の様相となっている。
 きょうの東京株式市場は前週末の欧米株式市場の上昇に加え、為替市場での円安傾向も追い風に上値追いが加速した。日米首脳会談では注目されたTPP(環太平洋経済連携協定)参加についてすべての関税撤廃が前提ではないとの共同声明が発表され、6月にも日本の交渉参加へと舵が切られた。これが大きく好感されたほか、次期日銀総裁人事で政府は黒田東彦アジア開発銀行総裁を起用する方針を固めたと報じられており、一段の金融緩和期待から円安・株高思惑を増幅する形となった。後場中ごろから先物を経由した買い仕掛けが入り、日経平均の上げ足が強まった。
 個別では、みずほなど銀行株が大商いで高い。トヨタ、ホンダ、ソニーなども値を飛ばした。川崎汽など海運株も軒並み急上昇、丸山製がストップ高となったほか、サンフロンティアなど新興不動産株もストップ高に買われている。一方、シャープが安く、サニックスも利益確定売りに押された。クボテック、ルネサスなども軟調。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)