午後:債券サマリー 先物は3日続伸、次期日銀総裁への期待で金利低下

 25日の債券市場では、先物中心限月3月限は3日続伸。次期日銀総裁にアジア開発銀行総裁の黒田東彦氏、副総裁に学習院大学教授の岩田規久男氏が有力との報道を受け、金利緩和期待が膨らみ強含みで推移した。
 先物は昼過ぎに一時、前週末比24銭高の144円74銭まで上昇した。黒田氏は積極的な金融緩和派として知られる。市場からは追加金融緩和策として、長期国債に加え資産担保証券(ABS)や株式などにも購入対象が拡大するとの観測があるほか、金融機関が日銀に預けている当座預金の超過準備に付く0.1%の金利(付利)の撤廃に対する期待が強まっている。ただ、この日夜11時過ぎには、イタリア総選挙の大勢が判明する見通しであり、午後にかけては手控え気分も出ていた。
 先物3月限は144円54銭で始まり、高値は144円74銭、安値は144円53銭、終値は前日比17銭高の144円67銭。出来高は2兆8423億円。10年債の利回りは前週末比0.020%低下の0.705%、20年債は同0.010%低下の1.710%、30年債は同0.015%低下の1.900%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)