チャートは上放れへ。上下動繰り返しながら12000円を目指す形へ

2山形成後の押し目を浅くした上放れ。目先はイタリア総選挙の結果待ち
 先週の予測では、G20の声明を受けて円安一服の可能性があり、利益確定売りも出やすく高値圏での荒い動きを想定しました。その場合、下値ポイントは25日移動平均線(2月15日時点10978円)であるが、終値で11153円を切ると日経平均にも短期の売転換が出現するとしました。
 18日(月)の△234の11407円の大幅反発のあと、少し押し目を入れて20日(水)には欧米株式の大幅上昇を受けて一時4年5ヶ月ぶりに11510円と11500円台を回復し、△95の11468円となりました。しかし、NYダウの反落と円安一服を受けて21日(木)は▼159の11309円、週末22日(金)は11175円まで下げるものの、ここから先物主導で切り返し、△76の11385円で引けました。何とか11153円を守りました。
 今週は、22日(金)の日米首脳会談でTPP交渉への参加が共同声明という予想以上の形で表明されたことで成長戦略の具体化を待っていた投資家の買いが入ってくる可能性があります。一方で、イタリア総選挙の結果では利益確定売りの可能性もあります。チャートをみると、先週下値抵抗ラインの11173円を切らずに11175円から切り返し、下値切り上げの形で上で2月6日の11498円、このまま11510円を終値で上に抜けていくと「2山形成後の浅い押しは上放れ」という形になる可能性が出てきました。
 結局、25日(月)は、TPP交渉への参加表明と次期日銀総裁へ金融緩和積極派の黒田氏の起用の提示を受けて1ドル=94円台への円安進行となったことで輸出関連の主力株や金融株が買われ、△276の11662円で引けました。次の上値は11750円水準で、ここを突破すると12000円を目指すことになります。