20日移動平均線上に戻すかどうか

20日移動平均線上に戻すかどうか
ドル/円相場は昨日、ボリンジャーバンド(MA=20日)の2シグマ上限と下限を双方試す展開となった。

イタリアの総選挙関連の報道を受けてのユーロ/円の下げや、米長期金利の低下が重石となり、早朝のドル/円は91円を一時割り込んだが、2シグマ下限(昨日時点:90.95円)前後では底堅さを保ち、その値を戻している。

イタリア総選挙において、上院がどの政党も過半数議席に届かない見通しで、連立交渉がうまくいくのか、それとも再選挙となるのかについて不安が拡がる中、金融市場が急にリスクオンに転じるとは考えにくい。

ドル/円は自律反発でどこまで値を戻せるかが焦点となる。昨年10月以降のドル/円の下値を支えた20日移動平均線(執筆時点:93.00円)の上まですぐに値を戻せなければ、当面20日線に頭を押さえられる流れになることも予想される。

なお、本日は米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長の議会証言も予定されている。

米連邦公開市場委員会(FOMC)の中で金融政策についての意見が割れる中、同議長が踏み込んだ発言をするとは考えにくいが、欧州に対してなど経済の下ブレ懸念を示し、それを市場が重く受け止めれば、ドル/円には重石となる可能性がある。