ナノキャリアは上場来高値更新後、利益確定売り

 ナノキャリア<4571.T>が大幅高で一時49万5500円まで買われ、上場来高値48万円を払拭した。その後は未踏の50万円大台を目前に利益確定売りに踵(きびす)を返し、マイナス圏に沈むボラティリティの高い展開となっている。同社はがん領域に特化した創薬ベンチャー。最近になって、副作用の少ない抗がん剤開発につながる化合物として注目される「NC-6004ナノプラチン」が中国、米国、欧州と海外で相次いで特許査定を受けたことなどを足場に物色人気が再び開花した。「NC-6004ナノプラチン」は、2011年7月から台湾、シンガポールでフェーズⅡに移行している新薬で、直近は最終の患者の登録を終えて、試験完了に向けて順調な進捗がみられる状況と伝えられている。株価は高値警戒感もあり、いったん売りに転じると一方通行の下げとなりやすいが、短期資金の注目度は高く押し目にも買いは厚い。

ナノキャリアの株価は11時06分現在42万2500円(▼2万4500円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)