外為サマリー:1ドル92円前後の円高・ドル安、イタリア政局不安が強まる

 26日の東京外国為替市場の円相場は、午後3時時点で1ドル=91円96~97銭近辺と前日午後5時時点に比べ2円17銭の円高・ドル安。対ユーロでは1ユーロ=120円15~19銭と同4円30銭の大幅な円高・ユーロ安で推移している。
 ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.3057~58ドルと前日午後5時時点に比べ0.0164ドルのユーロ安・ドル高となっている。
 昼前にイタリア総選挙の結果は、ほぼ固まり、下院は構造改革路線を支持する中道左派が過半数を獲得したものの、上院は過半数を獲得した政党が無い状態となった。今後のイタリア政局は不安定な状態となり、財政再建に不安感が強まった。この選挙結果を受け、午後に入り、ユーロの下落が加速。円は対ユーロ、対ドルでともに上昇基調を強めた。
 特に、円はこれまで大幅に下落してきただけに、イタリア総選挙を契機とした欧州不安をきっかけに、円買い戻しの動きが強まっている。また、米国では「歳出の強制削減」の発動期限を3月1日に控えており、その動向も注視されており、当面、リスクオフからの円高を試す動きが強まりそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)