あす(27日)の株式相場見通し=押し目買い入るも下げ圧力強い、伊の政局と為替動向を注視

 あす(27日)の東京株式市場は、値ごろ感から押し目買いが入りそうだが、イタリアの総選挙後の政局混迷から、もうしばらくは全般主力株を中心にリスクオフの流れを強いられそうな気配だ。
 イタリアの総選挙の結果、モンティ首相が掲げる財政再建路線支持の中道左派連合が上院では過半数をとれず、安定政権を維持できない見通しとなった。これを受けて足もとのイタリア国債10年物利回りは上昇基調を強めており、これが為替のユーロ売りなどにも反映され、これまでの世界的な行き過ぎたリスク選好ムードに歯止めが掛かった可能性がある。ただ、きょうの東京市場の動きは全体は主力株中心に売り込まれたものの、個別材料株物色は旺盛で、全体指数ほどは地合いは悪くない。日経平均は大幅反落となったものの、売買代金は高水準で、押し目買い意欲の強さを反映。為替市場でユーロが買い戻される流れとなれば、大きく切り返すことは可能だ。
 日程面では、国内は2月上旬の貿易統計が寄り前に発表される見通し。1月の自動車各社の生産販売実績も発表され、注目となろう。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)