余震(乱高下)は続きそう…

伊総選挙終了も波乱残る-ユーロ円
※ご注意:予想期間は2月28日と表示されていますが、本日(27日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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 ネガティブサプライズをもたらした前日の伊総選挙は、一応の終了を見ました。このため先行きの不透明感は残るものの、昨日は行き過ぎた急落分を取り戻す調整買いが優勢となりました。しかしながら戻りは限定されるなど、リスク回避姿勢は浮き沈みしており、各通貨共に上へ下へと激しく揺れ動く展開となりました。

 前日に118円台へと急落したユーロ円は、“安値拾いによるユーロ買い”を背景にして東京タイム序盤にはすでに121円半ばまで買い戻されました。しかしながらそこから先が重く、ジリジリと119円前半まで押し戻されました。欧州勢の参戦と共に再び121円台へと反発したものの、上値の重さから再びNYタイム中盤に向けて119円ラインへと押し戻されました。
経済指標・バーナンキ発言で揺れる-ドル円
 こうした動きは、その他通貨でも同様でした。前日に90円台を覗いたドル円は東京タイム序盤には92円半ばへまずは反発し、ジリジリと91円半ばへと値を下げました。欧州勢の参戦と共に再び92円半ばへと戻し、NYタイム中盤に向けて91円前半に向けて値を落としたところまで同じです。新築住宅販売件数等の米経済指標が軒並み事前予想を上回り、そして「QE(量的緩和)を含めて金融緩和は継続する方針」とバーナンキFRB議長が議会証言で発言したNYタイム序盤において「瞬間的に92円半ばまで反発する上髭」を描いたことは異なりますが、ユーロ円は119円ライン~121円ライン、そしてドル円は91円前半~92円半ばという幅の広いレンジの中で、上へ下へと大きく揺れ動きました。
次の方向性を探る“神経質”な展開
 こうした中で本日の展開ですが、引き続き、方向感を探る神経質な値動きが想定されるところです。

 伊総選挙をトリガーとした過度の欧州債務懸念は、一応のピークをつけた感があります。しかしながらにわかに解消されるような要因ではなく、もうしばらくリスク回避姿勢は続くと考えるのが自然です。一方で少し陰に隠れた感のある日銀新総裁人事ですが、改めて円売りが進行するほどの要因ではないものの、金融緩和の継続に対する思惑は下値を支える形で機能することが想定されるところです。今週末に控えた米財政支出の強制削減問題への目配りも必要になってくることを考えると、明確な方向性は出づらい中で“上へ下へと揺れ動く乱高下”が想定されるところです。

 テクニカルを見ると、25-26日と立て続けに91円ライン絡みが抵抗ラインとして機能しました。同ライン割れの有無が、下方向への鍵を握っているといってもよさそうです。一方で上方向では、引き続き20日移動平均線(本日は93.05円)が注目されています。短期筋のドル売りオーダーも同ライン付近で観測されていますので、この突破(回復)の有無がポイントと考えておきたいところです。
円の方向性は欧・米主導となりやすい…?
 ところで、あれだけ飛び交っていた日本の政府要人の「具体的な為替水準の言及」が、G20以降はピタリと止みました。国際ルールから考えると“当たり前”な状況ですが、これまで円安を(無理やり?)引っ張ってきたのはこの「具体的な為替水準の言及」であった感も否めないところです。それが期待ができない(緘口令?)となると、円の動意(方向性)は欧・米主導になりやすいと考えるのが自然となってきます。本日も主要な欧・米経済指標が予定されていますので、この辺りも前記した“欧州債務問題”“米財政支出の強制削減問題”への思惑と共に、気をつけておきたいところです。
日足チャート抵抗・支持ライン
USD/JPY
上値5:94.455(2/25高値)
上値4:93.555(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:93.055(20日移動平均線、大台)
上値2:92.672(日足・一目均衡表転換線、2/25の50%戻し)
上値1:92.251(2/25の38.2%戻し)
前営業日終値:91.951
下値1:91.256(日足・一目均衡表基準線)
下値2:90.889(2/25安値)
下値3:90.328(1/29安値、ピボット2ndサポート)
下値4:89.977(50日移動平均線、大台)
下値5:89.525(ピボットローブレイクアウト)

EUR/JPY
上値5:122.728(2/25の61.8%戻し)
上値4:122.547(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:122.302(日足・一目均衡表転換線、同基準線)
上値2:121.961(2/25の50%戻し)
上値1:121.344(ピボット1stレジスタンス、2/26高値)
前営業日終値:120.140
下値1:119.735(50日移動平均線)
下値2:118.959(2/26安値、ピボット1stサポート)
下値3:117.755(ピボット2ndサポート)
下値4:117.243(12/11/13~2/6の38.2%押し)
下値5:117.052(1/23安値、大台)

EUR/USD
上値5:1.32043(2/25~2/26の61.8%戻し、大台)
上値4:1.31723(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:1.31688(2/25~2/26の50%戻し)
上値2:1.31208(100日移動平均線、2/26高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:1.31000(大台)
前営業日終値:1.30652
下値1:1.30318(日足・一目均衡表先行スパン下限)
下値2:1.30184(2/26安値、ピボット1stサポート)
下値3:1.29976(1/4安値、大台)
下値4:1.29649(ピボット2ndサポート)
下値5:1.29113(ピボットローブレイクアウト)

AUD/JPY
上値5:96.386(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:96.010(20日移動平均線、大台)
上値3:95.683(2/25~2/26の61.8%戻し)
上値2:95.112(日足・一目均衡表基準線、同転換線、2/25~2/26の50%戻し)
上値1:94.678(2/25~2/26の50%戻し)
前営業日終値:94.043
下値1:93.674(50日移動平均線)
下値2:93.050(2/26安値、大台、ピボット1stサポート)
下値3:92.763(12/1128~2/5の38.2%押し、1/23安値)
下値4:92.507(日足・一目均衡表先行スパン上限、12/12/21~2/5の50%押し)
下値5:91.878(ピボット2ndサポート)

14:29 抵抗・支持ラインを追加