午後:債券サマリー 先物は5日続伸、一時昨年12月以来の145円乗せ

 27日の債券市場では、先物中心限月3月限は5日続伸。イタリア政局不安に伴うリスクオフ志向に加え、日銀の追加金融緩和期待から、債券市場は堅調に推移している。
 この日、先物は一時、前日比16銭高の145円00銭をつけた。先物での145円乗せは昨年12月10日以来のこと。同月7日には145円26銭の史上最高値をつけており、水準的には最高値を狙える位置にいる。現物債市場では5年債が0.115%と最低水準を記録。10年債は0.670%と2003年6月以来、約9年8カ月ぶりの水準に低下している。イタリアの政局不安や米国の「財政の崖」問題に絡むリスクオフ志向に加え、日銀の次期総裁は積極金融緩和派の黒田東彦氏が有力となったことで、先行き大胆な金融緩和が実施される見通しが強まり、市場はいち早く金利低下を織り込みつつある。
 先物3月限は144円87銭で始まり、高値は145円00銭、安値は144円83銭、終値は前日比15銭高の144円99銭。出来高は2兆8319億円。10年債の利回りは前日比0.010%低下の0.670%、20年債は同0.025%低下の1.655%、30年債は同0.020%低下の1.850%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)