イタリアショックの余波で上値は重い

イタリアショックの余波で上値は重い
本日の東京市場では円安・株高が期待されたが、ドル/円の上値は92.26円までにとどまり、日経平均株価が早々にマイナス圏に沈むと、91.63円へと軟化した。

イタリア・ショックによるリスク回避ムードがくすぶる中で、「アベノミクス」の円安に対する神通力は薄れつつあるようだ。

市場の関心を集めるイタリア政局については、各党が連立政権樹立を模索と伝えられているものの、主義・思想の隔たりからすんなりと連立の枠組みが決まるとは思えず、同国の財政問題への不安はしばらくくすぶり続ける事になるだろう。

こうした中で、ドル/円は当面上値の重い展開が見込まれるとともに、リスク回避の円買い戻しによる下押しを警戒しておくべきであろう。

本日はイタリア国債入札(19:00)が予定されており、金利が大幅に上昇するなど不調な結果となれば、ユーロ/円の下落を通じてドル/円にも下押し圧力となる可能性がある。