<私の相場観>=ピクシスリサーチ・代表取締役 清水 洋介氏

 株式市場は、年度末の3月20日頃まで決算絡みのポジション調整の売りが出る可能性があり、当面高値圏での調整局面が続きそうだ。株価の上昇ピッチは早かったうえに、イタリアなど海外情勢にも不透明感が出ている。

 当面の日経平均は1万1000円から1万1500円前後でのもみ合いを予想する。ただ、3月下旬からは新年度入りをにらんだ新規買いから、上値を探る展開が見込めるだろう。

 個別のセクターでは大手商社株と食品株に上値妙味がありそうだ。

 大手商社株は、今後世界景気の回復とともにモノの値段が上がることも予想され活躍が期待できる。環太平洋経済連携協定(TPP)への参加に伴う輸出入取引活発化の恩恵も見込める。三菱商事<8058.T>や三井物産<8031.T>など投資妙味が大きいだろう。

 食品株にはディフェンシブ性もあり割安な銘柄も少なくない。原料高も予想されるだけに価格転嫁が可能な高いブランド力を持つかどうかがポイント。カルビー<2229.T>や日清食品ホールディングス<2897.T>、それにヤクルト本社<2267.T>など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)