<マーケットアイ>=「PM2.5」対策に注目集まる ダイハツディ、重松製、東亜DKKなど注目(2)

 今後は、例年中国から偏西風に乗って黄砂が運ばれる時期(3~6月)や、花粉症のシーズンと重なることもあり、対策関連商品の様々な需要が加速するものとみられる。今年の花粉の飛散量は、気象庁の予想によると、例年の7割増、昨年の3~7倍程度と見込まれ、十分な警戒、対策が必要とされる。

 また、ディーゼル排出ガスなどを吸い込むと、花粉症などのアレルギー症状が悪化するという症例も報告されており、PM2.5と花粉症の複合で事態が深刻化する可能性も否定できない。

 きのう2月28日の市場で、PM2.5対策関連銘柄で動意をみせたのは、重松製作所<7980.OS>で、6日ぶりに急反発した。同社は防毒・防塵マスクで高いシェアを占め、米国3Mと提携するほか官公庁向けで実績を持ち、その商品技術には確固たる信頼を擁している。また、環境管理センター<4657.OS>はストップ高比例配分。同社は、待機環境調査の一環としてPM2.5の測定を手掛けていることから、関連銘柄として人気化している。環境計測器、工業用計測器を手掛ける東亜ディーケーケー<6848.T>は、「環境大気常時監視マニュアル第6版」に準拠したPM2.5の自動測定装置を販売している。

 さらに、ダイハツディーゼル<6023.OS>が続急伸し昨年来高値を更新した。2月27日付の日本経済新聞夕刊で、三井造船<7003.T>が大気汚染問題が深刻な中国などでの需要を見込んで、ディーゼルエンジン向けに開発した排ガス処理技術を工場などの排気処理に転用し販売すると報じられており、この処理技術を共同開発した同社も買われている。この処理技術はススなどの粒子状物質(PM)をプラズマで分解するもので、排ガス中のPMを最大9割除去できるとしている。これについて、ダイハツディーゼルでは「処理技術は確立しているが、商品化は未定」(総務部)としている。

 このほか、中国での空気清浄機の販売が急拡大しているダイキン工業<6367.T>、空調工事大手の大気社<1979.T>、自動車排ガス用セラミックや、ディーゼル発電機用黒鉛除去装置を手掛ける日本ガイシ<5333.T>、大気汚染監視装置の堀場製作所<6856.T>、各種集塵機を展開するホソカワミクロン<6277.T>にも注目したい。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)