含み資産関連人気をどうみる:楽天証券経済研究所 シニアマーケットアナリスト 土信田雅之氏

 株式市場では不動産株物色から土地含み資産関連株全般へと物色の広がりをみせており、その中で倉庫関連株などにも人気の火の手が上がっている。これまでは金融緩和期待が為替の円安に連動し、これをよりどころとする上昇相場だったが、足もとは金融緩和を含めたアベノミクスへの期待が、脱デフレ関連という切り口で内需株物色へと向かっている。G20でもアベノミクスへの理解は得られたが、これはアベノミクス=円安政策という趣旨の理解ではない。株式市場もリフレ政策推進によるインフレ期待を先取りしている形だ。日経平均の強さは来週のメジャーSQを視野に入れた思惑的な売買が上げ足を助長しているきらいもあるが、当面の相場は為替の円高修正が一服しても内需株に資金が回り、アベノミクスと同時進行した強調展開が見込めそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)