<動意株・1日>大引け=ヤマタネ、ニッケ、タカラバイオなど

 ヤマタネ<9305.T>=3日ぶり大幅反発。一段の金融緩和に伴う不動産市況の上昇観測から、含み資産拡大期待で1日は倉庫株が全面高となっているが、同社は倉庫準大手であり関連人気が波及。また、政府のTPPへの交渉参加に伴い農業支援策が市場の関心を集めるなか米穀卸の大手として、恩恵があるとの見方から人気を呼んだ。

 ニッケ<3201.T>=3日続伸。一段の金融緩和の方向が鮮明になる中で、不動産市況の上昇を手掛かりに、いわゆる土地待ち企業の含み資産拡大への期待から、1日の倉庫株をはじめ、関連人気が広がってきた。同社は工場跡地を活用した商業施設の賃貸事業を手掛け、かつて含み資産人気で買われた実績もあり、連想買いが入っている。

 タカラバイオ<4974.T>=急反騰。バイオ関連人気が再燃する中で存在感を示している。理化学研究所が、iPS細胞を扱う世界初の臨床研究実施を国に申請したことが、バイオ関連株上昇の背景。タカラバイオは京都大学iPS細胞研究所にiPS細胞作製に必要なDNAを供給するなど、同テーマの中心軸に位置している。

 日本バイリーン<3514.T>=大幅続伸。1日付の毎日新聞で微小粒子状物質「PM2・5」による健康被害への懸念が広がる中、同社の防塵マスクへの注文が急増しており、同社の東京工場では2月に入り1.5倍に増産していると報じられたことを材料視している。

 ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング<7774.OS>=一時ストップ高。同社は自家培養表皮や自家培養軟骨など再生医療製品を開発製造しており、iPS細胞関連テーマで買われるバイオベンチャーの最右翼の1社として注目度が高い。iPS細胞を扱う世界初の臨床研究について理化学研究所は28日午前に理事会を開き、国に実施を申請した。研究は、加齢黄斑変性という失明のリスクをはらむ眼病患者が対象となっているが、国が承認すればiPS細胞が世界に先駆けて日本で患者の治療に適用されることになる。

 飯野海運<9119.T>=急騰。鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを示すバルチック海運指数が28日に続伸して約1カ月ぶりに高い水準に戻していることで、市況回復期待が出ているほか、同社の場合は「保有土地の含みが大きく含み資産関連株の一角としてマークされている」(市場関係者)。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)