来週の為替相場見通し=92円台中心の往来相場が続く

 来週の東京外国為替市場は、92円台を中心としたもみ合い展開が見込まれる。予想レンジは1ドル=91円50銭~93円80銭、1ユーロ=120円00~123円00銭。今週はイタリア総選挙の結果、今後も同国の不安定な政局は続く見通しとなったことが嫌気され、リスクオフ姿勢から円は一時1ドル=91円台への円高が進んだ。ただ、円の買い戻しは続かず、その後は91~93円台の往来圏となった。来週も相場が大きく上下に放れることは想定しづらく、ボックス圏が続きそうだ。焦点は次期日銀総裁候補の黒田東彦氏の承認に向けた国会での審議と週末8日の米雇用統計だ。国会の審議では、黒田氏に対する所信聴取などが注目されている。また、米雇用統計の発表前に米経済指標への関心も高まりそうだ。ただ、両要因ともいまのところレンジ相場を大きく見直させるまでには至りそうにない。このため、来週も往来圏相場は続きそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)