アベノミクス&クロトン相場に乗る不動産株【8804】東京建物

期待インフレで不動産株物色進行【8804】東京建物 SPC売却益の業績寄与に期待
東京建物【8804】は創立明治29年。旧安田・芙蓉グループ系の総合不動産業を営む会社。ビルの開発・経営、マンション・戸建の開発・分譲、SPCなど不動産の証券化・小口化、リゾートの開発・分譲・運営不動産の仲介・鑑定・コンサルティングが主力業務。

昨年来、アベノミクス・金融緩和メリット株への資金流入が見られる中、任期満了を待たず3月19日に辞任する白川日銀総裁の後任に現政権から黒田東彦氏案が示され、追加金融緩和を期待して不動産株全般に再度はずみがついている。

同社も昨年12月の高値467円を付けた後、一服傾向を見せていたが、2月13日の安値398円から出来高を伴いながら3月1日には561円まで急騰した。

現在のところ、5日、25日、75日各移動平均線(その期間の株価平均値)をすべて現株価が抜いていることから利確も出やすいが、黒田氏が日銀新総裁に選ばれた後はさらに期待インフレが高まると見られ、利確が出て株価が調整したときには再度、買いなおす動きも出てくると見ている。
現在のところ、業績面ではオフィスビル賃貸事業には収益面でバラツキがあるものの引き続きSPCの売却益が寄与するとみられる。今後は、企業の資金調達、バランスシート改善策から企業保有の本社ビル等の売却&サブリース事業の活発化による収益獲得機会も増えそうだ。
*SPCとは、「Special Purpose Company」「スペシャル・パーパス・カンパニー」「特別目的会社」「特定目的会社」略。特定の目的のために設立され、運営される会社のこと。不動産を会計上からオフバランスさせるときなどに使われる特別会社。

予想連結PERは30倍で人気先行だが、目標株価として目先、リーマンショック後の戻り高値09年6月622円を抜いたあたりを見ている。中期では2004年4月の上昇相場入り口でのチャート上のステップ価格748円あたりと想定したい。

長期的には外国人投資家の動向次第ではあるものの直近高値の2007年5月につけた1888円を参考に1000円台挑戦もあり得るかもしれないと考えている。

ちなみに表題のアベノミクス&クロトン相場のクロトンとは
*クロトン=黒田氏のお名前から黒=クロ、東=(お名前ははるひこ氏であるが)トンとニックネイム化したもの