94円台回復には材料不足

94円台回復には材料不足
東京市場のドル/円は、黒田・日銀総裁候補が「やれる事は何でもやる姿勢を明確に打ち出していきたい」などと、金融緩和強化に前向きな姿勢を示した事を受けて93.70円台まで上伸したが、同氏の発言内容が新味に乏しかった事や、上海株が大幅に下落した事から伸び悩むと、93.20円台まで押し戻された。

本日の海外市場は、手掛かり材料に乏しくドル/円は93円台でのもみ合いが続きそうだ。

足元で続くドル高基調や、4月以降(黒田新総裁の下での)の日銀への緩和期待が下値を支えると見られる一方で、米強制歳出削減問題やイタリアの政局に不透明感が残る中では、94円台では戻り売りが出やすいと見られる。

同様の不透明感から欧米株価の大幅高を期待しにくい事もあって、黒田氏の発言を蒸し返す場面があったとしてもドル/円が94円台に定着するのは難しいだろう。