午前:債券サマリー 先物は反落、30年債利回りは2年半ぶりの低水準

 5日午前の債券市場では、先物中心限月3月限は9日ぶりに反落。前日、先物は史上最高値をつけるなど大幅上昇しており、この日は高値警戒感からの売り物が先行した。
 債券先物は一時、前日比6銭高の145円38銭を記録したが、買い一巡後は下げに転じた。現物債市場では、超長期債の利回り低下が続いている。30年債利回りは前日比0.025%低下の1.650%と2010年8月以来、2年半ぶりの水準に低下している。次期日銀総裁候補の黒田東彦氏が前日の国会での所信聴取で、これまでの金融緩和策を「不十分」としたうえで、日銀が買い入れ対象としている国債をいまの残存期間1~3年から、より長めの国債も購入する姿勢を示していることから、超長期国債への買いが集まっている。
 午前11時の先物3月限の終値は前日比12銭安の145円20銭。出来高2兆2326億円。10年債の利回りは同変わらずの0.605%、30年債は同0.025%低下の1.650%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)