<私の相場観>=立花証券・顧問 平野 憲一氏

 当面の相場は円安を基本とした株高が続くとみている。円ドルの25日移動平均が93円前後で足もと92円台半ばは割れた水準ではあるものの、下方カイ離が広がらず、上昇トレンドが継続している。

 アベノミクスに対する海外の評価は不変であり、日銀の新総裁就任を控えて一段の金融緩和への期待は高まる方向にあり、円高転換する可能性は少ないとみている。3月中は1ドル94~95円を目指した動きとなり、つれて日経平均株価も上昇しよう。

 円安基調の中、日経平均株価は25日移動平均で2月は578円上昇した。このトレンドが継続すれば3月末の移動平均が1万1813円になり、その上方カイ離3%とみれば1万2167円どころが上値メドになる。海外ファンドは依然買い余力を相当持っており、相場上昇の牽引役になろう。

 物色対象としては政策に乗った中小型材料株が循環的に買われそうだ。具体的にはTPP関連、国土強靭化関連、農業関連だが、個別には栗本鉄工所<5602.T>、大日本塗料<4611.T>、ユアサ商事<8074.T>などに注目している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)