<動意株・5日>(大引け)=井関農、全国保証、免疫生物など

 井関農機<6310.T>=大幅高。日本のTPP交渉参加で鍵を握るのは農業であり、安倍政権下での農業強化策への思惑が関連企業の株価を刺激しているが、同社は農業機械専業大手で仕手性も内包しているだけにテーマ物色の中心軸を担う。信用取組は買い長で直近の信用倍率は1.93倍だが、売り買いともに大幅に厚みを増しており、需給相場の資質がこれから開花する可能性も。

 全国保証<7164.T>=急騰。全国の地銀や信金など金融機関と提携して住宅ローン保証事業を展開しており、昨年12月19日に上場したばかりだが、早々に13年3月期の業績見通しの上方修正を発し、従来予想の経常利益87億円から108億円に大幅増額して市場の注目を集めた。

 免疫生物研究所<4570.OS>=ストップ高。4日引け後に、同社が化粧品原料としての販売活動を進めている、遺伝子組換えカイコの繭にタンパク質を発現させる技術を利用して大量生産に成功したヒト・コラーゲンについて、新規化粧品原料として「INCI名」を取得することができたと発表したことを好感している。INCI名を取得することで、新規化粧品原料として全世界で販売活動を行うことができることから、普及の拡大が期待されている。

 新日本科学<2395.T>=連日の急騰。1000円大台を回復してからあっという間に6割高を演じ、今年2月中旬の初動時から半月で株価は5倍以上に化けるという驚異的な上昇スピード。もともとバイオ関連として人気素地を持っていたが、2月13日、京都大学iPS細胞研究所とiPS細胞を使ったパーキンソン病治療の実現に向けた共同研究を進めることを発表、これを契機に暴騰モードに突入。

 東祥<8920.OS>=反発。同社は2月22日に公募増資の実施を発表。同時に3月15日からの東証2部への上場も明らかにしている。公募増資の発行価格は、きのう4日から7日までに決定される予定だが、発行価格決定期間の初日にあたる4日は決定が見送られた。先月22日の決議日から4日までの終値ベースの株価は15%下落している。特に、4日は前日比59円安の1190円と大幅に下落した。株価は、5日は急反発に転じているが、前日の公募価格決定を前提に空売りをかけた向きが買い戻しを入れている動きもあるようだ。

 日機装<6376.T>=大幅続伸。4日の取引終了後、13年3月期の連結業績見通しを従来予想の売上高970億円、経常利益65億円から、売上高1040億円(前期比15.4%増)、経常利益85億円(同33.4%増)に上方修正した。オイル&ガス分野の活況を背景に独LEWA社の業績が堅調に推移したことに加え、活発な航空機需要により航空宇宙事業が順調に拡大。また、医療部門で透析装置の国内販売が引き続き好調に推移したことなどが要因。

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出所:株経通信(株式会社みんかぶ)