午前:債券サマリー 先物は9日ぶりに急反落、10年債入札は低調で売り膨らむ

 5日午前の債券市場では、先物中心限月3月限は9日ぶりに急反落。この日、実施された10年債の入札は低調だったことから、午後に入り売り物が膨らんだ。先物は145円台を割り込んだほか、10年債や超長期債の利回りは急上昇する波乱の展開となった。
 この日、入札が実施された10年債(第328回債、クーポン0.6%)の最低落札価格は99円57銭(利回り0.645%)、平均落札価格は99円66銭(同0.636%)だった。テール(平均落札価格と最低落札価格の差)は9銭で応札倍率は2.3倍だった。2月のテール2銭、応札倍率2.7倍との比較で低調な内容だった。このなか債券先物は、午後に入ると売り物が膨らみ、一時前日比35銭安の144円97銭に急落した。現物債も10年債利回りは前場0.585%に低下していたが、後場は0.64%に急上昇。30年債も1.7%に上昇した。急速な金利低下が続いていたが、後場に入り波乱局面となった。
 先物3月限は145円25銭で始まり、高値は145円38銭、安値は144円97銭、終値は前日比34銭安の144円98銭。出来高は5兆2167億円だった。10年債の利回りは前日比0.035%上昇の0.640%、20年債は同0.055%上昇の1.545%、30年債は同0.025%上昇の1.700%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)