<株式トピックス>=都心オフィスビル需要に反転上昇の兆し

 不動産セクターの銘柄に対しては、外国人投資家、国内機関投資家、個人投資家に到るまで市場参加者が揃い踏みで継続買い姿勢を堅持している。その背景には、地価の反転上昇機運がある。特に、東京都心部を中心として不動産価格の上昇に期待が高まっいる。
 都内では、懸念され続けていた2012年のオフィスビル大量供給が終了し、2013年以降はオフィス需給が改善に向かう見通しにある。今後は、オフィスビルの空室率低下が、賃料の下げ止まりにつながり、これが地価の反転上昇につながる流れとなりそうだ。賃料の本格的な上昇までにはある程度の時間が必要とされるものの、東日本大震災以降は耐震・防災機能の充実したグレードの高いビルへの需要が増加している。
 大手デベロッパーのなかには、活発化している最近の再開発物件を含めて、すでに需要の強いビルの賃料を一部引き上げる動きが出始めており、不動産投資に対する魅力が高まりつつある。4月以降、金融緩和の動きが加速すれば、不動産業界の環境は一段と改善することになる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)