<株式トピックス>=株価上昇は、〝為替ばなれ〟に入ったのか

 6日の東京株式市場は前日の米国株市場で、NYダウが5年5カ月ぶりに史上最高値を更新したのを受け、寄り付きから買い優勢となり、後場に入り一段高に買われた。大引けの日経平均株価は、前日比248円高の1万1932円と5日続伸でほぼ高値引けとなった。約4年5カ月ぶりの高値水準で1万2000円大台回復を目前にとらえている。
 チャート面から見ると、日経平均株価が1万2000円のフシ目を抜けると、07年3月高値(1万8300円)から08年10月安値(6994円)までの下げ幅の半値戻しに相当する1万2647円を目指す展開に期待がかかる。
 ここにきて、市場関係者のあいだで話題となっているのが、日経平均株価の上昇が〝為替ばなれ〟の状況に入ったかどうかという論議だ。つまり、昨年11月半ばの野田佳彦前首相の衆院解散宣言以降、外国為替市場で、ドルやユーロに対して円安が進行するのと連動して、それを主な買い材料に日経平均株価も上昇をみせてきた。
 ところが、円相場は2月以降、ほぼ1ドル=92~94円(イタリア総選挙の結果を受けての一時的な波乱展開を除く)のボックス相場となっている。ところがその間も日経平均株価は、ほぼ順調に下値を切り上げ、多くの市場関係者が期待していた「3月末までに1万2000円」が前倒しで達成され可能性が濃厚で、甘利明経済財政・再生相が2月9日の講演会で述べた「(3月末の)期末までには1万3000円をめざして頑張るぞという気概を示す」という水準が現実味を帯びてきた。
 市場関係者の間では「1万2000円=1ドル95円台」とされていただけに、為替ばなれの株価上昇論議が浮上しているわけだ。株価上昇の牽引役として期待できるのは、来期(14年3月期)の業績拡大見通しへの期待感ということになる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)