<私の相場観>=岩井コスモ証券・投資調査部副部長 清水 三津雄氏

 足もと相場の地合いは強いが、年度末を控えた機関投資家の決算対策売りも予想され、当面はやや上値の重い展開も見込まれる。為替面ではレパトリ(資金の自国への還流)の動きが円買いを促すことはあり得る。このなか、春分の日にあたる20日前後までは、高値圏でのもみ合いが続く可能性はみておきたい。

 ただ、決算対策売りが一巡する今月下旬から相場は強含み、新年度入りからは上昇再加速が見込めるだろう。日銀の新体制下での大胆な金融緩和も予想されゴールデンウイーク(GW)前後には平均株価は1万3000円も視野に入るとみている。

 個別ではトヨタ<7203.T>やキヤノン<7751.T>、村田製作所<6981.OS>、京セラ<6971.T>、信越化学<4063.T>など国際優良の輸出関連株の上昇を期待している。循環物色のなか、為替動向とは離れて上昇する場面を見込みたい。

 また、インフレヘッジの意味も込め、三井不動産<8801.T>や三菱地所<8802.T>、住友不動産<8830.T>など不動産株も引き続き活躍しそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)