シャープが小幅反発、強弱観対立し株価はこう着

 シャープ<6753.T>が小幅反発。8日付の読売新聞が「2013年度から3年間の次期中期経営計画で、15年度の連結売上高の目標を3兆円超とする方向で調整していることがわかった」と報じたことが好感される半面、日本経済新聞が「中国の在庫過剰で薄型テレビ用液晶パネルの大口需要家向け価格が2月出荷分は主力の32型が1月に比べ2%安く、1月の下落と合わせて約5%下がった」と報じられたことで収益下押しが警戒され、売り買いが交錯している。
 サムソンとの業務資本提携についても有力な販売先を確保できたとの見方の一方で、米アップルとの取引関係への影響を懸念する声もあり、また、サムスンの出資額が100億円強にとどまったことについても見方が分かれている。強弱観が対立しやく株価はこう着しており、経営再建に向けた交渉進展などきっかけ待ちの状態になっている。なお、読売新聞の報道について会社側は前場立会い中に「中期計画について一部報道があったが、当社が発表したものではない」とコメントした。

シャープの株価は13時45分現在318円(△4円)

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)