東京株式(大引け)=315円高、買い気旺盛で高値引け

 8日の東京株式市場は、前日に欧米株の上昇や、為替市場での円安進行を受け総花的に買われ、日経平均は「リーマン前」の08年9月12日の高値を上回った。
 大引けの日経平均株価は前日比315円高の1万2283円と高値引けで7日続伸となった。東証1部の売買高概算は48億3677万株、売買代金は3兆9377億円。株価指数先物・オプション3月物SQの特殊要因が絡んだとはいえ、売買代金は08年6月13日以来の高水準。値上がり銘柄数は1147、値下がり銘柄数は439、変わらずは114だった。
 きょうの東京市場は海外株高と円安の追い風を受け終始買い気の強い展開だった。NYダウの最高値更新が続くほか、1ドル=95円台に入るなど円安が進行、これを追い風に輸出主力株を中心に広範囲に買いの手が広がっている。また、不動産など内需株も買い直された。2月の景気ウォッチャー調査で、現状判断指数が10カ月ぶりに好不況の分水嶺である50を上回ったことで物色意欲を増幅させた。大引け時点の東証1部騰落レシオは113%台で、過熱感はあるものの許容水準で推移していることも、全体買い優勢の地合いを後押ししている。
 個別では、ファーストリテが売買代金首位で急騰したほか、ソフトバンクも活況高。トヨタ、ホンダ、マツダなど自動車株が買われ、ブリヂストンも上昇。三井不、菱地所をはじめ不動産株や三菱UFJ、三井住友など銀行株も高い。半面、NTT、OLCが軟調、ドワンゴ、エアーテック、A&D、安田倉庫なども利食われた。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)