<1ドル=95円台乗せ、今後をどうみる?>外為どっとコム総合研究所・研究員 ジェルベズ 久美子氏

  8日の東京市場では1ドル=95円台を記録したが、円安が進んだというよりもドル高の側面が大きいと思う。米国では量的緩和第3弾(QE3)の出口戦略が話題に上っているが、 先進主要国で量的緩和を終了させる方向に進む議論が出ているのは米国だけだ。
 ドルは、株高や景気回復期待を背景に円やユーロなど主要通貨に対して買われている。ただし、実際に米国が量的緩和からの出口戦略に踏み切るかどうかには慎重な見方も必要だとは思う。
 チャート的には95円77銭が重要ポイントとなっている。このフシを抜けてくると、次は2009年8月につけた97円78銭が視野に入ってくる。ドルが一段の上昇トレンドに入るかどうかは、この日発表される米雇用統計に左右される面も大きいだろう。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)