来週の為替相場見通し=95円台から一段の円安視野

 来週の東京外国為替市場は、1ドル=95円台の値固めから一段の円安も視野に入れた展開となりそうだ。予想レンジは1ドル=94円50銭~96円00銭、1ユーロ=124円00~127円50銭。今週は週末に3年7カ月ぶりとなる1ドル=95円台乗せを記録した。市場関係者からは、「円安のピッチが速い」という声が出ているが、米国景気回復期待によるドル側の要因と日銀の金融緩和観測による円側の要因が重なり、円安が加速する状況となっている。
 来週は11、12日の参院での日銀正副総裁候補の所信聴取以外は大きなイベントは見当たらないが、19日の日銀白川総裁の退任が秒読み段階に入り、新生・日銀のスタートを意識した相場が予想される。いったん円高に振れる場面もあり得るが、円売り基調は強く、95円台後半から96円も視野に入れた展開が予想される。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)