来週の株式相場見通し=売り買い交錯で横ばい、過熱感から売り圧力強まる

 来週(11~15日)の東京株式市場は、今週の急ピッチな上昇の後だけに高値警戒感からの利益確定売りも予想されるため、売り買いが交錯するなかでの横ばい推移となりそうだ。
 今週は1週間(5日間)で日経平均株価が677円と大幅な上昇をみせた。週末8日には、米大手証券のリーマン・ブラザーズが経営破たんする直前の08年9月12日の終値1万2214円を上回った。
 市場関係者は「外国為替市場では、米景気回復を背景とした〝ドル高〟主導の円安が進行しはじめており、円安が加速する可能性も出てきた。ただ、短期急上昇への過熱感は強く、利益確定売りの圧力は強まっている」としている。また、これまで手控えムードとなっていた国内機関投資家の決算対策売りが顕在化する可能性もある。一方、外国人投資家は欧米株式の堅調を背景に、日本株に対して買い越し姿勢を継続しそうだ。
 日程面では、日銀総裁候補の黒田東彦氏所信聴取(参議院)、1月機械受注(11日)、iPS細胞国際ジンポジウム(~12日)、2月国内企業物価指数、1~3月期法人企業景気予測、2月消費動向調査(12日)、春闘集中回答日(13日)、1月鉱工業生産(確報・14日)が焦点。海外では、米2月小売売上高(13日)、EU首脳会議(14~15日)、FRBが米大手銀を対象としたストレステストの結果発表(14日)、米2月鉱工業生産・設備稼働率(15日)に注目。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)