<株式トピックス>=買い越し額4兆円突破、外国人投資家の今後は?

 8日の日経平均株価は、前日比315円高の1万2283円と大幅高で7日続伸。米大手証券のリーマン・ブラザーズが経営破たんする直前の2008年9月12日の終値1万2214円を上回り、約4年半ぶりの高値水準となった。この日は後場に入って、外国為替市場で円相場が、約3年7カ月ぶりとなる一時95円40銭台まで下落し、対ユーロでも1ユーロ=124円90銭台まで売られ、円安による採算改善が見込まれる輸出関連銘柄を中心にほぼ全面高商状となった。今週は1週間(5日間)で日経平均株価が677円と大幅な上昇をみせた。その短期急上昇を牽引しているのは相変わらず外国人投資家だ。
 外国人投資家は、上昇相場がスタートした昨年11月第2週以降、2月第4週(2月25日~3月1日)まで16週連続の買い越しで、合計4兆1945億円を買い越している。
 外国人投資家が日本株の買い越しを継続している背景の第1条件は、自国(欧米など)の株式相場が堅調に推移していること。それを考慮すると、NYダウ平均株価が過去最高値を更新して、新たな上昇局面に入ったことは大きな援軍となりそうだ。
 米景気回復期待は高まってきたものの、過去に比べるとその水準はまだ低い。QE3(量的緩和第3弾)の出口戦略が話題となっているが、早い時期に出口戦略に踏み切る可能性は不透明といえる。したがって、回復期待の一方で景気対策も引き続き共存するという、株価にとっては極めて良好な状態にある。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)