東京株式(前引け)=リスクオンの流れ一段と強まり全面高 

 11日前引けの日経平均株価は前日比112円高の1万2396円と8日続伸。前場の東証1部の売買高概算は24億8649万株、売買代金は1兆4685億円と高水準。値上がり銘柄数は1423と全体の84%の銘柄が上昇、対して値下がり銘柄数は211、変わらずは64銘柄だった。
 きょう前場の東京株式市場は前週末の米国株式市場でNYダウの最高値更新基調が継続しているほか、為替市場でも1ドル=96円台に入るなど円高修正の動きが一段と進行しており、世界的なリスクオンの流れが追い風となっている。ドル高の底流には米国景気の回復基調があり、海外投資家の買い攻勢継続の中で輸出株などを中心に買い安心感が強い。東証1部の騰落レシオが直近110%台にあるほか、25日移動平均線との上方カイ離も7%を超えていることから、目先スピード警戒感からの売り圧力もあるが、それを上回る物色意欲の強さが目立っている。株価指数先物への断続的な大口買いも裁定買いを誘発して上値指向を増幅させている。
 個別にはみずほ、三菱UFJ、三井住友の大手3行が商い上位を独占して高い。また、トヨタ、マツダなど自動車株も物色された。常磐興産、都競馬、テアトルなどの土地含み資産関連株も買いを集めている。半面、ファーストリテは反落、ディーエヌエー、JTも冴えない。新日本科学、エアーテック、有機薬なども利益確定売りに安い。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)