<私の相場観>=水戸証券・投資情報部情報課長 門馬 且康氏

 日経平均株価は、寄与率の高い値がさ株がリードするかたちで上昇を加速している。ただ、その動きに付いていけない銘柄も増えている。今後は金融緩和期待を背景にした不動産株などが主導する上昇相場には限界がありそうだ。

 一方、NYダウ平均株価が過去最高値を更新した米株式市場は、着実に企業収益が向上を続けており、長期上昇相場の入り口と判断できる。

 円安により環境が好転しているうちに、アベノミクスの一つである成長戦略や、攻めの構造改革を推進すべきだ。

 4月新年度に向けて、円安で業績のマイナス部分が隠れている銘柄も目立ち、今後は物色に選別機運が強まりそうだ。同じ輸出関連でも、需要が伸び悩む建設機械、電気機器に比べ、米国など海外での販売好調や円安で競争力の高まる自動車に注目したい。

 個別銘柄では、TTP(環太平洋経済連携協定)による荷動き活発化で恩恵を受ける伊藤忠商事<8001.T>、丸紅<8002.T>などの商社や、シェールガス関連の保冷工事に世界的な実績を持つ明星工業<1976.T>に注目している。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)