外為サマリー:1ドル96円ラインでもみ合う、急ピッチの円安に反動懸念も

 11日の東京外国為替市場の円相場は、午後3時時点で1ドル=96円11~12銭近辺と前週末午後5時時点に比べ71銭の円安・ドル高。対ユーロでは1ユーロ=124円88~92銭と同3銭の円安・ユーロ高で推移している。
 円は対ドルで96円10銭前後の一進一退で推移。午前中には次期日銀総裁候補の黒田東彦氏の参議院での所信聴取があったが、市場の反応は限定的だった。8日に95円台に乗せたのに続き、この日は96円台と連日の1円ごとの台替えを達成しているが、「52週線とのカイ離は15%近くに達している」(アナリスト)とされ、急ピッチの円安進行には警戒感が出ている。
 ただ、8日の雇用統計の改善など米国景気の回復を背景にドル買い意欲は高まっており、13日の米2月小売売上高などが良好な内容だった場合、一段の円安・ドル高が進む可能性もある。
 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.3001~02ドルと前週末午後5時時点に比べ0.0086ドルのユーロ安・ドル高となっている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)